初心を忘れず、冒険をおそれず。

・1884年、川崎大師平間寺のお膝元に創業した川崎大師松月庵は、おかげさまで今年120周年を迎えます。

・明治のころの絵地図を見ますと、大師参道に軒を連ねる立派な料亭や旅籠、大店の中にあって、開業間もない松月庵は、いかにも門前の蕎麦屋らしい簡素なたたずまいであったことがしのばれます。

・そばは江戸の昔から、庶民にとって最も身近な外食であり、いわば現代のファストフードのような存在でした。たとえ時代は移っても、「誰もが気軽に味わえる美味しさ」を提供することこそが、蕎麦屋の原点であり、使命であると私共は考えます。

・初心を忘れず、冒険をおそれず――― 川崎大師松月庵はこれからも広く皆様に"食"の楽しさや幸せをお伝えする蕎麦屋であり続けたいと願っています。

「そばは粉と水だけ。
つゆはだしとかえしだけ。
シンプルなだけに
素材のよしあしと
職人の心と技が
まるで 鏡のように
映し出されます。」

松月庵四代目店主
須山まもる

1958年川崎生まれ。慶大文学部卒業後、家業を継ぐと同時にそば職人として修行を始める。
四代にわたるそば作りの技法を学びながら、江戸から明治、大正、昭和と受け継がれてきた江戸そばの伝統技術と、その間の東京のそばの変遷を研究。伝統と時代性を融合させた、独自のそば作りを志すようになった。
目下の関心事はそばとワインの組み合わせ。
四季折々の旬素材を生かした、 新感覚のそば会席を提案している。
日本ソムリエ協会認定のワインソムリエの資格を持つ。